復学前の気持ち

まもなく、大学の後期が始まる。7月に出しておいた復学願が受理され、学費も納めたので、正式に復学が決定した。もう既に研究活動を始めているため、大学に通うのは久しぶりではない。相変わらず大学は遠いけど、研究室で机をもらえたので、多少リュックも軽くなったし。けど、やはり8か月ぶりに授業を受ける、というのは多少不安がある。今までたくさんの単位を落としてきているため、4年生でありながらいまいち単位の上手な取り方が分かっていないし。また、アルバイトと両立できるか、にもかなり不安が残る。今のアルバイトは、得る学びが多いし、やっていて楽しさもあるので是非続けたい。社会勉強、という意味でも必要な活動だと思っている。ただ、私は大学に通いながらアルバイトをした経験がない(以前アルバイトをしていた時は、ほとんどオンライン授業だったので)。それなのに、研究と講義とアルバイト、全部できるだろうか。体力は持つだろうか、負荷にメンタルは耐えられるだろうか。まあ、やってみなければ分からないし、それに対応できる自分になるために今まで治療してきたわけだけど。

 

休学は素敵なモラトリアム期間であった。「人生の夏休み」といわれる大学時代なんてすべてモラトリアムではないか、という人もいるかもしれないけど。私にとっては、何かに追われずに日々を過ごす、ということが大切だった(実際は、バイトしたり研究関連の締め切りに追われることもあったけど)。実際、精神を患った10代半ばから、私は常に何かに追われていた。だから、一度休む必要があったのだ。そして、この間に大学卒業と院進学のための英気を養えた。今は、今後控えるそれらを楽しみに思えているから。

 

休学期間で何か大きく得たわけでもないし、卒業時期も半年遅れだし、就職活動は苦労するだろう。それでも後悔しない、と今思えているので、やはり良い期間だった。今後は、研究をしっかりやって、単位をさっさと取り終えてできればGPA上げて、アルバイト先でもっと指導能力あげて、私と相性の良い就職先を見つけられるように頑張りたい。とはいえ、あまり根詰めず、ポケモンSVが発売されたら楽しめるくらいの気持ちの余裕は持っておきたいけど。