休養中

仕事を投げ出す白衣の女性のイラスト

秋だ。過ごしやすいし散歩が気持ちよくて大好き。しかし、私はこの季節、とても調子を崩しやすい。大きいパニック発作を起こして引きこもりになったのも秋(5年前)、抗うつ剤の投与が始まったのも秋(4年前)だ。

 

2年前の秋を最後に抑うつ的な感情とはほぼ無縁な生活を送ってきたのだが、ここにきて復活してしまった。現在、抗うつ剤を増量し、11月中旬に控える実験ラッシュに備えるため全て投げ出して休養中だ。研究室の先生には、自身がASD精神疾患持ちなことを伝えていて理解してもらっているため、無断サボりのようにはなっていない。同じ研究グループの皆さんには、単に体調不良だということにしている。とはいえ、休学していたことも知っているし、メンタルに問題があることに気づいているかもしれない(下手にカミングアウトして気を遣わせたくないので黙っているけど)。

 

復活までの経緯は以下の通り

寝落ち多発により抗うつ剤の飲み忘れ多発→久しぶりに落ちる→「飲み忘れのせいだ!前にもこういうことあった」と思い、絶対飲み忘れないようにする→きちんと飲んでいるのに落ちる。日常に支障が出始める

現在は、この状態だ。私の抑うつ的なものは、不安からくることが多かったため、今回の例みたいなのは珍しい。ひとことで表すと「虚無」って感じ。主治医には、「抗うつ剤の飲み忘れによるものと季節的なものとダブルでひどくなったのだろう」と言われた。親には、「最近研究室から帰ってくるの遅いことも多かったし、疲れがたまったのもあると思う」と言われた。おそらく、複合要因でなっているものだし、原因究明なんて無理なのだろう。幸いなことに、まだ身体面での症状がほぼ出ていないので、再発?再燃?までは至っていないと思う。「症状の出始めにしっかり休むことで拗らせずに済む。だから今休んでいるのはサボりではない」と自分に言い聞かせている。

 

ほんとうに、私はストレスに弱いのだな、と思って悲しい。季節の変化もストレスだし他人と長時間関わるのもストレスだし、ちょっと長いこと研究室で作業するのもストレス。世の中ストレスだらけ。しかも、別に自分が嫌だとか避けたい、と思っているわけでもないのに。たぶん、世の中の人のストレス耐性と私のストレス耐性は全く違うのだろう。しかも、私のこのストレスの弱さはどうやら特性由来らしいのでより救われない(努力でどうにかなる、といった性質のものではない)

人生を向上させるにはストレスって絶対必要だと思うけど、そのストレスを受けると途端に体調を崩し人生が停滞もしくは後退する、って詰んでる。私は幼い頃から家庭を持ちたい、とかプライベートを充実させたい、とかは全く思わなかった代わりに、バリバリ働くことには大きな憧れがあった。けど、この夢は叶いそうにないな…プライベートが特に充実しているわけでもないゆるく働いている人、が現在目指せる最上だと思うと辛い。