卒論発表会終了!

シンプルなプレゼンのスライドのイラスト

 

先日、卒業論文発表会を終えることができた。

 

理系の卒論発表会は、教授たちから鬼詰めされる、と聞いたこともあるが、たぶんそれは優秀な大学の話だと思う。私の通うような大学では、普通に発表会だ。とはいえ、質疑応答はある。今回研究しきれなかったところは、あらかじめ「今後の課題」と言っておいたのが功を奏したのか、あんまり厳しい質問は飛んでこなかった。今後の研究を進めるうえでのアドバイスをもらえた、くらいの感覚だった。

 

卒論発表会はスーツとかいう非日常の衣服の着用が義務。しかも、10分は1人で話し続けなければならない、ということでパニック持ち的には結構怖い行事だった。けれど、特に何もなく乗り越えられた。(もちろん、頓服は服用したが)良かった…!これを乗り越えないことには卒論の単位は出ないので卒業できない。大学生活の一番の山場を越えられてとりあえずホッとしている。

 

数か月間卒業研究を行って実感したのは、私が考えていた研究と実際の研究に大きな差があることだ。元々分かっていることに、ほんの少しだけ新しく分かったことを付け加える、こんな地味な作業が研究らしい。もしかしたら卒業研究への取組が不十分だったせいなのかもしれないけれど。この辺は、修士を終えたときにもう一回振り返りたい(大学院に入学できれば、の話だけど)

 

この記事の一つ前の記事が、「研究室に馴染めない」という内容だった。

seikimatsu-boo.hatenablog.jp

ここから数か月経ってどうか、というとまだ研究室が安心して存在できる場所にはなっていない。用事を済ませたらなるべく早く帰りたい、という状態に変化はない。ただ、あの頃よりは同期と話せるようになった。一緒に実験をやったり、研究室でちょくちょく顔を合わせていれば、多少は馴染めるものだ。彼らの大半は学部卒で就職するのでもう一生会うこともないだろうけど、同じ研究室になったのは何かの縁だったのだろうな、と思える程度にはなった。きっと、研究室を自分の居場所と思えるようになる頃に大学院の卒業を迎えるのだろう。中学時代の部活を考えてもそうだった。私は環境適応に著しく時間がかかる、非常に不器用な人間なのだ。これは、生まれ持った性質なので変えられないのだろう、残念だけど。

 

自分の納得がいくような研究にはならずとも、卒業論文を書き、卒論発表会を乗り越えた。また、授業も複数取ったし(単位取れたかは不明だけど)アルバイトも継続できた(研究室都合で結構休んだけど)。全部中途半端、といえばそうなのだろうけど、自分なりに折り合いをつけて大きく体調を崩すこともなく4年生の後期が終わった。よくやったと思う。あとは、大学生活も半期を残すのみとなった。大学院の入学許可が出れば研究と先行履修、出なければ就職活動。どちらをすることになるのかは神のみぞ知るが、頑張ろうと思う。