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とある大学生によるオンライン授業の感想

 

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私は、とある私立大学の工学部の2年生だ。今年は、コロナの影響でほとんどの対面授業が無くなった。おそらく、今後また疫病が流行ったりしなければ(しないことを祈っている)通信制大学でもないのにオンライン授業を受け続けることは無くなるだろう。そんなわけで、オンライン授業の感想を綴っておきたく思う。

 

メリット

1.通学時間削減

正直、これが何よりもありがたい。朝早くから満員電車に乗らなくて済む嬉しさはとても大きい。自宅近くの大学に落ちた自分が悪いのだが、乗り換えの接続が悪いと片道100分近くかかるので、本当に楽になった。

2.気楽

家で一人でパソコンの前で授業を見ていればいいだけ。先生の発言に思わず突っ込んでしまっても大丈夫。何しても自由。外にはとても着ていけないような部屋着で大丈夫。私は通常の授業でも緊張することがある(理由は分からない)ので、とても楽だった。

3.試験

持ち込み禁止一発勝負のテストが、レポートや持ち込み可のテストに代わった。もしかして、例年に比べ難易度上がったりしてたのかな…。とはいえ、オンライン試験でも不正は不正だから、他人に聞くのは厳禁!という試験が多かった。ただ、正直分からないと思う。試験中に友達とLINEしたり、家にいた兄姉に聞いたりしていても、大学側がそれを見つけるのは非常に困難だろう。(私はボッチのため聞く友人はおらず、理系の家族もおらず…で自力で頑張ったけど)

4.繰り返し視聴

たいていの授業が録画視聴ができた。だから、寝坊して授業を受け損ねたときでも、内容が抜けることはなかった。私の場合、体調が不安定なので、この制度がずっと続けばいいのに、と思う。

 

デメリット

1.学費そのまま

大学が立ち入り禁止になって、図書館とかも自由に使えなくなったりしたのに、同額?と思ってしまった。大学側にも色々言い分があるのは重々承知だけど、モヤモヤが残る点だった。

2.実習

やっぱり、いろいろ支障が出た。実習が中止になったり、回数が減ったり、内容が変わったり、集中講義に変わったり。私は大学入ってから実習楽しみ人間になったのでこれは残念だった。

3.単位落としがち

これは怠惰な私が完全に悪いのだが、やはり通学しているときよりも緩くなる分、たくさん単位を落とした。あと私は、提出物を出すのを忘れがちなのだが、オンラインになって課題が増えた。しかも、期限もオンライン上なので次の授業時ではなく2日後の17時とか、当日の23時59分とかでややこしく、”気づいたら過ぎていた”が多発した。

4.目が辛い

後半は慣れてしまったのかそうでもなかったが、初めのころはずっと画面を見続けるのが辛かった。授業でパソコンの画面を見続け、その後の課題でも画面を見る。肩・首凝りだったりとか目の奥の痛みだったりとか、地味に辛いなといった不調があった。今考えると、動かなすぎもあったと思う。公園での散歩は有効だった。

まとめ

私は2年生だったから、良かったのだと思う。きっと、1年生なら不安で仕方がなかったはず。初めての履修登録とか、いろいろ。また、研究室所属の4年生でもない。大学からの通知を見る限り研究活動も制約がかかって大変そうだったし。加えて、私は大学に友達がたくさんいるわけでも、サークルに入っているわけでもなかったから、友達に会えなくて辛い、みたいな状況にはならなかった。きっと社交的な大学生は辛かったはずだ。ただ、大学に通っているとボッチでも周りの話し声で情報収集が可能なのだが、それはできなくなった。また、通っている大学が、授業はレジュメを掲載するだけ、とかリアルタイム授業なし、とかそういうずさんな対応でなかったことも関係していると思う。コロナの感染が落ち着いた時期には、週一回は実習で大学に通っていたし、受けようと思えば対面授業も受けることができた。Twitterで散見されるようなひどい対応の大学ではなかった。来年の授業はどうなるのか今はまだ分からない。そもそも、単位が取れてなければ3年生に上がれない。どうか、3年生として良い1年が過ごせますように。